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(備忘録)⑨時間とは何か?すべての始まりを巡る旅の終わりに

備忘録
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(備忘録)⑨時間とは何か?すべての始まりを巡る旅の終わりに

※これは、とあるDiscord内の勉強会で議論した内容の備忘録です。話の理解がまだ曖昧だったり、結論が出ていない部分も多々あるかと思いますが、ご容赦ください。

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すべての始まり、そして「時間」

これまで、時間という問いから始まり、相対論、量子論、重力、ダークエネルギー、ダークマターといった壮大なテーマを巡ってきました。この旅の終わりに、もう一度最初の問いに立ち返ってみたいと思います。

時間とは何か?

ビッグバン理論では、宇宙は約138億年前に特異点から始まり、その時点で時間も始まったと考えられています。しかし、この特異点以前には何があったのか、そして「時間」は本当にそこで始まったのか、という疑問は、現代物理学の最大の謎の一つです。

一般相対性理論は、宇宙の始まりに「特異点」という概念を導きますが、その場所では物理法則が破綻してしまう。

これは、一般相対性理論が、宇宙の始まりという極限の状況では、もはや有効な理論ではなくなることを示しています。この問題を解決するには、量子力学と一般相対性理論を統合する「量子重力理論」が必要だと考えられています。

統一理論が示す「時間の終わり」

もし、超弦理論のような「統一理論」が完成すれば、宇宙の始まりも、時間の始まりも、より深く理解できるようになるかもしれません。超弦理論では、宇宙の根本的な構成要素は点粒子ではなく、「ひも(弦)」であり、その振動がすべての素粒子を生み出していると考えます。

この理論が重力を含むすべての力を統一的に記述できるとすれば、ビッグバンの特異点という概念も、理論的に乗り越えられる可能性があります。つまり、時間が始まる以前の宇宙の状態を、数学的に記述できるかもしれないのです。

この統一理論は、時間の始まりだけでなく、宇宙の未来、つまり「時間」の終焉についても、何らかの答えを与えてくれるかもしれない。

私たちがこれまで議論してきた、エントロピー増大による「熱的死」や、ダークエネルギーによる「ビッグリップ」といった終焉シナリオも、統一理論の視点から見ると、まったく違う姿に見える可能性もあります。

時間を巡る旅の終わりに

この勉強会を通じて、私たちは「時間」という問いから、宇宙の始まりと終わりに至るまで、様々な物理学の概念を巡ってきました。しかし、この旅はまだ終わりではありません。

時間の本質は、単なる物理的な量ではなく、宇宙の根源的な構造と深く結びついている

のかもしれません。それは、エントロピーという情報と乱雑さの概念であり、量子力学における観測の不確かさであり、そして時空そのものを記述する重力であり、さらにはダークエネルギーやダークマターといった未知の存在かもしれません。

今回のシリーズは、この壮大な物語のほんの入り口に過ぎません。しかし、この旅を通じて、物理学が探求している「時間」という問いの深さを少しでも感じることができたなら、とても嬉しく思います。

この旅は、私の「時間」という概念を大きく揺さぶり、再構築するきっかけを与えてくれました。いつか、この議論をまた再開できる日が来ることを願っています。ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました!

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