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中学数学の学び直し!第2回:集合と演算の考え方
1. 集合とは?
数学では、共通の性質を持つものの集まりを「集合」と呼びます。プログラミングでは、これとよく似た概念として「リスト」や「セット」といったデータ構造があります。
例えば、「果物」の集合を考えるとき、その中には「りんご」「みかん」「いちご」などが含まれます。集合は、このように複数のデータを一つにまとめる箱だと考えられます。
この処理をPythonで書くと次の様に書けます。
# Python
fruits = {‘apple’, ‘orange’, ‘strawberry’}
“`
このように、集合を使うことで、たくさんのデータを効率的に管理できるようになります。
2. 演算とは?
数学の「演算」は、特定のルールに従って計算を行うことです。プログラミングでは、データを比較したり、組み合わせたりする「演算子」として使われます。特に重要なのが「論理演算」です。
論理演算には「and(かつ)」、「or(または)」、「not(ではない)」があり、これらはプログラミングの条件分岐(if文)でよく使われます。
例えば、「$x > 5$かつ$x < 10$」という条件を考えたとき、この条件は$x$が5より大きく10より小さい場合に「真」(True)になります。
この処理をPythonで書くと次の様に書けます。
# Python
x = 7
if x > 5 and x < 10:
print(“xは5より大きく10より小さいです”)
“`
このように、演算を理解することで、プログラムに複雑な判断をさせることができます。
3. まとめと次回予告
今回は、プログラミングにおける「集合」と「演算」の考え方を解説しました。
「集合」はデータを効率的に管理するための箱、「演算」はプログラムに複雑な判断をさせるための道具です。これらを理解することで、より高度なプログラムを書く土台ができます。
次回は、プログラミングでも重要な概念である「関数」と「グラフ」について解説します。お楽しみに!
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